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宇都宮けんじブログ

ご支援・ご協力いただいたみなさまへ

私たちは、このたびの東京都知事選挙で、人にやさしい都政、「『困った』が希望に変わる」都政の実現をめざし、宇都宮けんじを候補者として擁立してたたかうことを7月11日に記者会見をして公表し、あわせて政策も示しましたが、きわめて残念なことに、7月13日、都知事選からの撤退という苦渋の選択をせざるを得ませんでした。

宇都宮知事の誕生に強い期待と支持を寄せてくださっていたみなさま、貴いご協力をくださっていたみなさまに、あらためて、深くお礼とお詫びを申し上げます。

私たちは2014年の2回目の挑戦が次点となって終わった際にも、宇都宮を中心として活動を継続していくことを宣言し、実際に定例の政策研究会やシンポジウム、都議会傍聴などを継続的に行なってきました。

6月中旬に舛添氏の知事辞任が明らかになってからは、都知事選挙で三度目の挑戦を行なうために準備を進めてきました。野党の方々とも、支援をめぐってさまざまな形で調整を行なってきましたが、野党4党全体の賛同が得られる形にはなりませんでした。

私たちは重要な意味を持つ参院選のたたかいに配慮しつつ、やはり一日でも早く政策を示して政策本位の選挙を行なっていきたいと考え、また野党側から具体的な候補者名や政策協定などが出されていない状況にも鑑み、参院選投票日翌日の11日に立候補表明を行ないました。

しかし、翌12日午後になって、野党4党として鳥越俊太郎氏を候補者とすることが公表されました。

鳥越氏は、都政をめぐる政策についてはこれからという状況ではありましたが、二度にわたる宇都宮けんじとの会談の中で、宇都宮の政策への賛意、これまでの私たちの活動への敬意を示しました。また、選対には「一本化すべきだ」という声も多く届きました。11日の夜には、二度、民進党と共産党の幹部による事情説明が行なわれました。

すでに都民の方々に政策を示していることの責任、宇都宮への投票を願う都民の選択肢を奪うことになる重み、政策協定などないままの野党統一候補であることへの不安、保守分裂の中でより都民にやさしい都政を誕生させる機会であるということなど、さまざまな要素について、短時間で判断をくださなければならない、そのような悩ましい状況に、私たち、とりわけ宇都宮けんじ本人は置かれることになりました。

選対メンバー・事務局スタッフによる二度の深刻な会議を経て、宇都宮自身が判断し、今回の選挙では市民運動の分裂を避け、保守勝利を阻むために、撤退という決断を下すこととなりました。都民の方々の混乱を少しでも避けるため、告示日の朝刊にはそのことが報道されるよう、記者会見を午後7時45分より開催し、取りやめを公表いたしました。

以上が、立候補をとりやめるまでの簡単な経過です。詳細についてはあらためて選挙後に整理してご報告したいと私たちは考えていますが、まずは何より、これまであつくご支持をいただいていたみなさまに、簡潔ながら経過を報告するとともに、深くお詫びを申し上げる次第です。

現在、非常に多くの問い合わせや激励、カンパのお申し出などをいただいております。

心より御礼を申し上げます。スタッフも今回の出来事に大きなショックを受けながらの対応でありますので、行き届かないことなど多々あろうかと思いますが、なにとぞお許しください。

2016年7月17日 希望のまち東京をつくる会

7月13日 記者会見(TwitCasting