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宇都宮けんじブログ

苦渋の決断の上、立候補を取りやめることにいたしました

本日、7月13日(水)午後7時45分より、選対事務所にて会見を開き、宇都宮けんじは都知事選の立候補を取りやめると発表しました。応援してくださったみなさま、これから応援しようと考えてくださっていたみなさま、本当にありがとうございました。

宇都宮けんじは「このままでは市民運動の人の間にも対立が生まれかない。保守分裂の千載一遇の機会でもあり、鳥越さんはわたしどもの政策を参考にしてもいる。3度目の選挙を市民の力で戦うというわたしどもへの敬意の念も示された」。そのうえで、一緒に闘ってきたみなさまに向けて「心よりお礼とお詫びを申し上げます。もとより運動をとりやめるわけではなく、さらに発展させるための苦渋の決断です」とお伝えいたしました。

以下、宇都宮けんじのコメントです。


宇都宮けんじです。本日、わたしは、明日告示される東京都知事選への出馬を取り下げる判断をいたしました。

わたしは過去2回にわたり、首都東京のあり方を大胆に刷新することをめざし、「希望のまち東京」を掲げて、若い仲間たちや多くの支援者とともに、東京都知事選に挑戦してまいりました。いまも残念に思うことは、自分が次点に終わったということより、都民の生活を一番に考えるべき都知事が、カネの問題で短期間で辞任する、そんなことが二度も繰り返されたという異常な事態でした。

今回、わたしは、今こそクリーンな東京を、無駄遣いをやめて、都民のために、東京に希望を取り戻すために税金を使う、そんな「当たり前」を実現したいという思いから、先日、3度目の都知事選に挑もうと決意し、みなさまにも政策をお示しし、走り始めたところでした。

わたしはこの選挙を、これまでの都知事選挙においてもそうでしたが、さまざまな社会問題の存在を知らせ、その解決をともに考え、討論する場所であると考えております。それを通じて政策をともに考え、新しい自治をつくっていく場であると思います。決して知名度優先の人気投票であってはいけないと思っていました。しかしながら、昨日になって野党の方々が他の候補者を立てられたことにより、その社会運動を担っている方々の間にも、非常に悩ましい、対立的な状況が生まれかねないこととなりました。

一方で、今回の都知事選挙は、保守の候補者が分裂しているという状況にあり、都政をより都民の生活にやさしいものへと転換していく、千載一遇の機会でもあります。鳥越さんと昨日と本日、二度お会いして、その立候補へのお考えなどをうかがい、政策的にもわたしたちの政策を参考にされていくとのこともうかがいました。三度目の選挙を市民の力でたたかうという、わたしたちの選対への敬意の念も感じられました。

そこでわたしは、大局的な観点から考え、今回の選挙戦からは撤退という判断をすることといたしました。今回の選挙に向けて、わたしを支援してくださり、支持を寄せてくださっていた多くの都民の方々に、心よりお礼とお詫びを申し上げます。

もとより、この東京を、より人にやさしい、希望の持てるまちへと変革していく、そのための運動をあきらめるわけではありません。むしろ逆です。さらに運動を前進させるための苦渋の決断です。どうぞご理解をお願い致します。今回、わたしは立候補を取り下げることにいたしましたが、今後も、わたしはこれまでどおり、多くの市民・都民の「困った」という声に現場から向き合い、仲間たちとともに都政を監視し、都政を変えていく取り組みを進めてまいります。

2016年7月13日 宇都宮けんじ

7月13日 記者会見(TwitCasting