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宇都宮けんじブログ
「築地まちづくり方針(素案)」へのパブリックコメントを呼びかけます
東京都は、2019年1月23日(水)付で、旧築地市場跡地の活用策として、「築地まちづくり方針(素案)」を発表しましたが、その内容は、小池百合子都知事が都議選前の2017年6月に示した「築地は守る、豊洲は活かす」という基本方針とまったく異なったものになっております。
東京都は、この「築地まちづくり方針(素案)」に対するパブリックコメント(意見募集)を1/23(水)~2/21(木)の期間で募集していますが、本日2月7日(木)に「希望のまち東京をつくる会」として下記のパブリックコメントを出しました。皆さんもこれをひとつの参考として、ぜひご自分のご意見・思いをパブリックコメントという形で出してください。
なお下記は「築地まちづくり方針(素案)」とそれに対するパブリックコメント(募集期間:2019年1月23日(水)から2月21日(木)まで)の案内のサイトです。
http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/toshi_saisei/saisei08_02.html#publicメール、郵送、FAXで出せます。(宛先は上記サイト参照。但しメールの場合は添付ファイルは使えず、本文に記載してくださいとのことです。)
(以下、「希望のまち東京をつくる会」として出したパブリックコメント)
東京都 都市整備局 都市づくり政策部 土地利用計画課 まちづくり調整担当御中
政治団体「希望のまち東京をつくる会」と申します。
築地まちづくり方針(素案)に対する「希望のまち東京をつくる会」としての意見(パブリックコメント)をお送りします。
よろしくお願いいたします。
法人名:希望のまち東京をつくる会
所在地:東京都文京区
業種:政治団体
(以下、築地まちづくり方針(素案)に対する「希望のまち東京をつくる会」としての意見)
●小池百合子都知事は、都議選前の2017年6月「築地は守る、豊洲は活かす」という基本方針を示し、築地市場跡地の利用に関しては、市場機能を持たせた上での「食のテーマパーク構想」を打ち出していたが、今回示された築地市場跡地の再開発素案は、市場機能についてはまったく触れず、「食のテーマパーク構想」についても何ら述べないものであり、小池都知事が2017年6月に示した「築地は守る」という基本方針からの明らかな逸脱、転換である。
●今回の素案では、その転換についての説明もまったくなく、都民、市場関係者、地元住民に対する説明責任を果たしていない。
●小池都知事は、「築地は守る」という基本方針を維持して市場関係者や都民に対する公約を守り、今回示された「築地まちづくり方針(素案)」は直ちに撤回するべきである。
●その上で、2017年6月の「築地は守る」という基本方針に沿って、地元住民や市場関係者の意見を聞きながら、新たな素案を作り直すべきである。
●この素案では、触れておらず、小池都知事も素案発表後、記者団に、素案で述べるMICE機能には、カジノを盛り込まないと述べたとのことだが、ギャンブルそのものであるカジノは築地に限らず、導入すべきでない。
●この素案そのものではないが、東京都はこの素案発表と同日に、築地市場跡地を中央卸売市場会計から一般会計に所管換え、つまり税金から5623億円を支出して市場会計から跡地を買取り、豊洲市場運営の赤字に充てる方針を示したが、このような形で、豊洲市場の赤字の穴埋めに使うことは許されない。