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宇都宮けんじブログ
宇都宮けんじとZoom 第2回 「東京を、いのちを守るまちに!―コロナ禍からの復興に向けた大作戦会議」(2020年6月21日)のご報告
「東京を、いのちを守るまちに!―コロナ禍からの復興に向けた大作戦会議」
宇都宮けんじが、様々な都政の課題についてZoomで話し、ゲストや参加者の皆さまの声を聴く、「宇都宮けんじとZoom」の第2回が6月21日(日)に「東京を、いのちを守るまちに!―コロナ禍からの復興に向けた大作戦会議」と題して開催されました。
日時:6月21日(日)18:30~
進行:内田聖子(希望のまち東京をつくる会)
リソースパーソン:三雲崇正さん(新宿区議、弁護士)
中島由美子さん(全国一般労働組合東京南部 執行委員長)
(以下、ご報告)
新型コロナウイルスの感染拡大は、社会の中にこれまであった貧困・格差やジェンダー不平等、学生たちの困窮などの課題を改めて浮き彫りにしました。これからは単に「元に戻る」ことでなく、ここで出された課題を解決しながら、誰もが安心して暮らせるまちへと改善していくことです。小さな声を集めれば、都政は変えていけます。一人ひとりは微力でも、無力ではありません。みんなで体験やアイデア、提案を出しあい、希望のまち・東京をデザインすべく、「生存権」と「民主主義」をかけた、宇都宮けんじと都民の大作戦会議をZoomを使って、オンラインで開催しました。
前半は、地域と労働の分野に詳しいリソースパ一ソンの方々に問題点を語っていただき、後半は、ZOOMで参加していただいた都民の皆さんに、「コロナと暮らし」(「医療」「貧困」「雇用・自営業の補償」等)を中心テーマに、皆さんの体験や意見、要望を出していただき、その上で、都政に必要な政策、地域の取り組み、運動の役割について、宇都宮けんじが皆さんと対話しました。
新宿区議で弁護士の三雲崇正さんからは、コロナ禍の下、苦境に陥っている地域の商店街の実情や学校における地域コミュニティーの危機、それが地域の防災活動に及ぼす悪影響、再開された学校における子どものケアの問題、新宿区における区独自のPCR検査などについて報告していただきました。また三雲さんは、外国人労働者の問題に関連して、小池さん東京を「国際金融都市」にすると言っているが、小池さんがモデルにしているのは、シンガポールではないか、シンガポールでは、外国人労働者の犠牲の上に成り立っているとも三雲さんは述べました。
三雲さんの報告を受けて、宇都宮けんじは、地域コミュニティーについて、コロナの第2波3波や水害、直下型地震を考えても地域への行政の支援は重要課題と述べました。財政支援の在り方についても述べました。
中島由美子さんは、コロナ禍の下、弱い立場に置かれ、経済を下支えている外国籍労働者や介護労働者、水道メーター検針員の委託労働者などの苦境、厳しい労働実態を訴えました。外国籍の派遣労働者は雇止めの危機にさらされています。介護労働は三密、濃厚接触を避けられず、日々、危険に曝されながら最低賃金に張り付く賃金で働いています。水道メータ検針員の委託労働者は、雪の日も台風や地震の日も働かざるを得ませんが、請負契約の場合、事故にあっても何の補償もありません。入札のたびに委託単価が切り下げられ、それに伴い委託労働者の賃金も低く抑えられ、最低賃金すれすれです。宇都宮の掲げる公契約条例をぜひ実現して、労働条件の悪い企業には委託しないようにしてほしい、それに希望を託しているとの水道検針員委託労働者からのメッセージを中島さんは宇都宮に伝えました。
宇都宮は医療や介護、配送、スーパー店員、清掃などのエッセンシャルワーカーには「労働条件の改善を実現することこそが本当の感謝になる」と述べました。また最も困難な状況に置かれている外国人労働者の待遇を改善することは日本の労働者の待遇を改善することにもなると述べました。
Zoom参加者からライブハウスの出演者、介護事業にも参加する病院勤務者、クラッシックの声楽家、外国人への日本語教育支援のボランティアの方が発言されました。そのほか、書き込みでの提案も多数寄せられました。
宇都宮選対の本部長の海渡雄一弁護士も同席し、政府は、検査を増やすと医療崩壊が起こると言うが、検査を増やさないから、医療崩壊が起こるのであり、検査を徹底する宇都宮の政策の重要性を述べました。
宇都宮は、検査を徹底することこそ、医療崩壊を防ぐことになる。介護の現場の安全を確保するためにも検査が必要。現場の声を聞き続ける必要を述べました。最後にテレビ討論の必要性も述べました。