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宇都宮けんじブログ

都立病院・公社病院の独立行政法人化問題について

新型コロナウイルスの感染拡大から都民の命と健康をどう守っていくのかが当面する都政の最重要課題となっている時期であるにもかかわらず、東京都は2020年3月31日に公表した「新たな病院運営改革ビジョン」の中で都立病院・公社病院の独立行政法人化(事実上の民営化)を2022年度内をめどに実施する方針を示しています。

都立病院・公社病院は、現在都内における新型コロナウイルス感染者の治療において中心的役割を果たしています。経営効率が優先される独立行政法人化は、不採算部門の切り捨てにつながり、現在都立病院・公社病院が果たしている役割を果たせなくなる危険性があります。

都立病院・公社病院を独立行政法人化することは都民の命と健康を危険に晒す愚行であり、都立病院・公社病院の直営を維持するとともにこれまで以上に拡充することこそ求められていると言えます。

2020年4月4日 宇都宮けんじ